介護の仕事内容は、勤務する施設によって異なる。デイサービスなど日中のみサービスを提供する施設では夜勤はなく、基本的に日勤のみとなるのが特徴だ。まず、朝出勤するとスタッフ全員でミーティングを行う。ミーティングが終わると、その日サービスを利用する利用者の確認や、提供するプログラムの確認をする。何か変更点がないか、伝えなければならないことがないかも細かくチェックしなければならない。

担当者が利用者を迎えに行ったら、受け入れの準備を行う。高齢者が到着したら席に案内して、お茶などを出してゆっくり休んでもらう。利用者が揃ったらバイタルチェックを行い、体調に問題がなければ入浴介助や排泄介助を行うまでが流れだ。昼には昼食を、午後にはレクリエーションを提供する。帰宅時間には挨拶をして、担当者が自宅まで送り届けて終了。利用者が帰宅したあともミーティングを行い、業務連絡をしてその日の業務は完了となる。

有料老人ホームや特別養護老人ホームなど、高齢者が入居している施設では日勤と夜勤の勤務となるのが一般的だ。24時間体制で見守ることになるので、深夜の勤務もある。食事介助や入居介助、着替えや排泄介助など日常生活をスムーズに送れるようにサポートしなければならない。体調不良が起きた場合は医師や看護師と連携しながら、高齢者の健康を守るのも仕事内容の一つだ。季節に合わせたイベントを行ったり、誕生日をお祝いしたりと高齢者が喜んでくれるようなイベントも用意する。